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病院治療と体力の低下

一般に病院で行われる癌治療(手術、放射線、抗癌剤など化学療法)は、発症してしまった癌に対して有効な手段だと思います。しかし治療中或いは治療後、明らかに体力の低下が診られます。体力の低下は免疫力の低下であり、本来動物が持つ自然治癒力の低下にもつながります。また、再発防止に抗癌剤が使われますが、体力を奪うことはあっても補うことはしません。総じて、病院での治療は「癌を叩く」ことが重要で、患者さんの体力や精神力に注意を払っていないように感じます。
漢方は癌治療で奪われた体力を補ったり、治療によって生じた体のアンバランスを整えたりすることが可能です。バランスを整え体が充実すれば、基礎体力の回復を助けるだけでなく、残っている或いは新たに生じた癌細胞を処理する自然治癒力が高まります。つまり、癌の再発防止にもつながります。

再発の恐怖

癌治療後、誰もが前向きに強く生きられるわけではありません。再発の恐れや心配が常に付きまとう人も少なくありません。中医学では感情の偏りは病につながるとあり、恐怖や心配が過ぎると心と体にアンバランスを生み出し、自然治癒力の低下につながります。また、周囲の環境や生活も感情に影響する大きな要因であり、中医学はこの点も考慮に入れて診ます。
漢方は感情によって生じたアンバランスを整え、心の安定を図ります。心の安定は体の充実に結びつき、自然治癒力が高まり癌細胞を破壊する力になります。「心と体は切り離せない」と言う当然のことを中医学は実践しているのです。

【放射線療法に併用編】 45歳 女性

相談

子宮頸癌のステージ1が見つかり、今後1ヶ月半放射線と抗癌剤治療をする。仕事を続けるためにも体力を落としたくないため、漢方の服用をしたいとの相談。心臓が小さいという持病がある。

弁証

癌治療で奪われる体力(気血や陰陽)を補う。

紹介した漢方

北京同仁堂「十全大補丸」「六味地黄丸」「香砂六君丸」など

結果

服用していない自身と比較ができないが、予想をしていたより副作用が少なかった。本人は漢方の効能だと感じており、治療後も3年以上にわたり漢方の服用を続けている。治療中も治療後も、仕事を休むことなく楽しく生活ができている。

【治療後のお悩み編】 42歳 女性

相談

2年前抗癌剤で乳癌を治療。現在まで再発はないが、治療後体調が優れない。不眠、常に感じる疲労感、胃腸は以前に比べ弱い、口内炎が無くならない、痔が治らない、ホルモン治療の影響でイライラする、冷えを感じるなどと多くの悩みを抱える。

弁証

治療により気血が不足し、脾に影響が及ぶため胃腸の不具合が生じる。脾気虚で気血を作り出せなくなり、気血不足が更に悪化する悪循環となる。全身に気血が満たせないため、疲労感や冷えが起こる。気虚が心に及び神が不安定となるため、情緒不安定やイライラ、不眠が起こる。

紹介した漢方

北京同仁堂「補中益気丸」「人参帰脾丸」「桂附地黄丸」など

結果

服用を始めて1ヶ月で体が軽くなり、イライラすることが少なくなった。口内炎は消失し、胃腸も快調。半年後、症状はほぼ改善され、痔が良くなったことには本人も驚く。その後は体調と四季に合わせて漢方を変更しながらサプリメント的に服用。

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